定年を迎えた夫が妻と離婚するにあたり、夫の希望通りの財産分与で協議離婚が成立した事案【大阪梅田】

依頼者:夫・60代(会社員)

相手方:妻・60代(パート)

結婚歴:33年

別居の有無:あり

子ども:2人

主な争点:財産分与

手続:協議

解決までの期間:3か月

相談に来たきっかけ

夫が妻に離婚を申し出たところ、妻から財産分与として自宅不動産(土地・建物)、支給済みの退職金および確定拠出年金の半額に加え、自宅のリフォーム費用として約1000万円を要求されたため、弁護士に相談することにした。

事案の概要

法律上の離婚原因はないが、長年単身赴任で妻と別居していた夫が定年を迎え、第2の人生を妻と過ごしたくないと考え、妻に離婚を申し出たところ、妻側から過大な財産分与を要求された。

解決内容

自宅不動産を妻に分与する代わりに、妻は夫に不動産の価値の半分を代償金として支払うことに。退職金および確定拠出年金も、支給された金額ではなく、婚姻期間に相当する金額を分与の対象とすることで合意。夫の希望通りの財産分与となったため、妻に対して解決金50万円を支払うことで協議離婚が成立。

解決のポイント

過大な財産分与を要求する妻に対し、法律上の財産分与の考え方を丁寧に説明し、裁判になった場合には、妻の要求がそのまま認められる可能性が低いことを理解していただくことができ、早期に解決することができました。

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