不倫・浮気の慰謝料を請求されたとき、「配偶者や親、子どもなどの家族に知られたくない」と考える方が多数おられます。
慰謝料トラブルを家族に知られないためには、以下のように対応しましょう。
このページの目次
1.期限内に返答する
不倫の慰謝料請求書が送られてくると、たいてい慰謝料の入金期限や回答期限が書かれているのが一般的です。
期限を過ぎると相手が再度郵便を送ってきたり裁判を起こしたりするリスクが高まるので、同居している家族に秘密にしたい場合は、必ず期限内に返答しましょう。
弁護士がついていない場合は要注意
相手からの通知書を確かめる際、弁護士がついているかどうかもチェックしましょう。弁護士がついていれば、あなたの配偶者に連絡をしてくる可能性は低くなります。
一方、相手に弁護士がついていない場合には、相手が嫌がらせ目的で、あなたの配偶者や家族に連絡してくるケースも少なくありません。
相手に弁護士がついていない場合、あなたも早い段階で弁護士に依頼し、「弁護士を通じて連絡するように」と申し伝えることをお勧めします。
2.郵便物を家族に見られないようにする
配偶者や同居の家族に不倫を知られるきっかけとして、慰謝料請求関係の郵便物を見られてしまうというパターンが多々あります。
自宅あての郵便は、可能な限り自分が受け取るようにして、受け取った後も、同居の家族に見つからない場所で慎重に保管しましょう。
3.できるだけ話し合いで解決する
裁判を起こされると、裁判所から書類が届いたり、裁判所へ行かなければならなくなったりして、同居の家族に不倫を知られる可能性が高まってしまいます。
秘密にしたい場合は、できるだけ早期に、話し合いで解決することが望ましいでしょう。
ただ、相手の言い値をそのまま支払うべき、という意味ではありません。
法外な慰謝料を支払うくらいなら、早期に弁護士に依頼して、適正金額で示談できるようにするべきです。
4.早期に弁護士を代理人に立てる
同居のご家族に不倫トラブルを知られたくないなら、早めに弁護士を代理人に立てることを強くお勧めします。弁護士がつけば、相手との連絡はすべて弁護士を通じて行うので、相手からの郵便は自宅へ届きませんし、電話もかかってこなくなります。
それだけで、同居の家族に知られる可能性は一気に低くなるでしょう。
弁護士がつけば、相手に対して、あなたの配偶者や家族に不倫を知らせたりするような嫌がらせをしないよう牽制することもできます。スムーズに解決することができて、家族に知られるきっかけも発生しにくくなります。
また、こちらが弁護士を立てると相手も弁護士を立てる可能性が高くなります。その場合は、弁護士同士の話し合いになるので家族に情報が漏れる可能性はほとんどなくなります。
不倫を配偶者やご家族、職場の人などに知られたくない方は、お早めに弁護士にご相談ください。