妻に無断で離婚届を提出し、別の女性との婚姻届を提出した夫との間で、夫が慰謝料300万円を支払うことで協議離婚が成立した事案【大阪梅田】

依頼者:妻・50代(専業主婦)

相手方:夫・50代(会社員)

結婚歴:35年

別居の有無:あり

子ども:2人

主な争点:慰謝料

手続:協議

解決までの期間:7か月

相談に来たきっかけ

夫が妻に無断で離婚届を提出した夫に愛想が尽きたので、より良い条件で離婚したいと考え弁護士に相談することにした。

事案の概要

夫が勝手に家を出ていき、妻に無断で離婚届を提出し、別の女性との婚姻届を提出。その離婚と結婚は無効とされたが、改めて妻から離婚を申し出る。

解決内容

夫が慰謝料300万円を支払う内容で協議離婚が成立。

解決のポイント

無断で離婚届を提出する行為は私文書偽造罪、偽造私文書行使罪、公正証書原本不実記載罪に該当し、その離婚は無効です。また、その状態で別の女性との婚姻届を提出する行為は重婚罪に該当し、その婚姻も無効です。妻は、夫を告訴・告発することができる立場にあったため、有利な条件で協議が成立しました。

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